骨粗しょう症の治療で「プラリア皮下注」を投与している患者さんがいらっしゃいます。
「プラリア皮下注」は骨から血中へのカルシウム放出を抑える作用があるため、投与後に血中カルシウムが低下することがあり、その治療・予防として「デノタスチュアブル配合錠」を継続して服用しています。
今回の診察時、医師から「血液検査でカルシウム値が低いので、カルシウム剤を追加で14日分処方する」と説明を受けたそうです。(処方薬は「L-アスパラギン酸Ca錠」)
患者さんは腎泌尿器科で腎蔵に石灰化があると診断されています。石灰化がある場合、更なるカルシウムの摂取は、腎石灰化に悪影響を与えるのではないかとご相談を受けました。
腎石灰化の要因は、カルシウムだけではなく、リンや腎機能など複数あると言われていますが、高カルシウム状態が長期間続く場合にはリスクとなると考えられます。
患者さんに今回のカルシウムの数値を確認すると、8 mg/dL以下との説明だったそうです。
この数値は基準よりも低い状態といえます。(参考基準値/補正カルシウム値8.4以上9.5mg/dL未満⦅慢性腎臓病に伴う骨・ミネラル代謝異常(CKD-MBD)の診療ガイドライン⦆)
また医師が患者さんに説明した内容から、カルシウム剤は一時的に追加して今後様子をみていくと思われます。
患者さんへは、医師が数値を確認していること、また低カルシウム血症を防ぐためにも必要であることをお伝えし、追加のカルシウム剤をしっかり服用するようお話させていただきました。
次回以降、数値の変動を聞き取りしたいと思います。
薬局長
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